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執筆者の写真yoko kobayashi

ドイツ さすが3Bの国です。

ドイツ文化大臣「フリーランスの芸術家への無制限の支援」を言明。

という記事を目にしたのは、もう一か月も前のこと。


本日は、実際に現在ドイツ在住、日本人女性、ドラマーaineさんのblog より。

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なんかバズってます。

ブログのアクセスがいきなり増えてて「うお!」て思ったら、思わず呟いたのがエライ拡散されたらしい。

はい。

ありがたい事に。

申し込んでから2日。

あっという間に5000ユーロ、銀行に振り込まれていました。

いまだかつてこのバンクの残高がここまでの数字になった事はなかったよ。。。

そのくらいその日暮らしのフリーランス、外国人ミュージシャンという超弱者のあたしにまで、アッサリと援助の手を差し伸べてくれるドイツ政府。。。感謝の言葉しかありません。

ロックダウンしてから1週間でこの制度を決め、システムを作り、殺到する申請者を片っぱしから片付け(開始当日午後、多分数時間後にあたしが申し込んだ時点で既に10万人。笑 現在50万人かな?)、それぞれにポンポンお金を振り込んで行く。。。

黒字国の余裕。。。とも言えるのかも知れませんが、これを決めるのがそんな簡単な事か?と言えばそうでもないと思う。とりあえず決めたけど、あとの事は落ち着いてから決めよう、みたいなところもあるし、そもそもこの助成金、どういう意図で使っていいの?生活費?税金どうなるの?なんだかんだやっぱり書類作業がめっちゃあるんじゃない???みたいな憶測が飛び交い、混乱。。。

とは言え、あたしはもうこれは完全にこれからのビジネスに投資しますよね。

この際だからレベル上げてやる。

いつまでも弱小ミュージシャンなんかに甘んじていられるか!!!

なんて息巻いてますが。笑

今回あたしが感じたのは、もっともっと、根本的な話。

ここにも通じるんだけど。

あたし、ここに存在していていいんだ。。。生きていていいんだ。。。

そんな感覚。

ドイツに住むのは言葉を始めとして難しいこともあるけれど、ここに住みたいんでしょ?じゃあやってみなさい。

と、トライさせてくれる国だとも思っている。

そして住んでいる人に等しく、「今生きるの大変でしょ!これで凌いで!!!」て命と生活の不安を拭ってくれる懐の深さ。

何度も言うけれど、政治って国民とそこに住む人達を守る為にあるものだから。

国が何かを決めることの根底には、国民の為になるというのが前提。

国が何かを規制するというのなら、その根拠と目的、明確なゴールを示す事が絶対。

そしてそれを国民が守れるように、安全だったり、金銭的なことだったり、保障する何かが無ければ国民は言う事を聞けない。

国民はその決定のされていく様子をちゃんとチェックして、「それは違うだろ!」て言えるし、そもそもそこで自分達の代わりに対策を立てている人を選ぶ事も出来る。

自分の選択を、今の生活を自分の為に責任を持って選んでいるか。

そこへの覚悟を求められると同時に。

なーーーーーーんにもしなくたって、あなたはそれだけで価値がある。

「生きてるだけでいいんだよ」てこういう事か。て腑に落ちる感覚。

その安心感を感じられた人ってものすごく強いんじゃないかな。

もちろん、お金があれば生活は助かる。

だけど、本当に大切な事は、自分がどういう状況でもやっていけるって思う自分への信頼と愛と、他者を思いやり、繋がっていける事だと。

一連の事を通じてそんな風に感じています。

とりあえず。

あたしは元気だし。

経済的にも色んなところから助けられてるし。

これを機にあたしがやれることはどんどんやります。

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