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執筆者の写真yoko kobayashi

昨日のTone Momentum+@中野Sweet Rain

Tone Momentum / 津上研太as 小林洋子pf にguest 秋元 修ds

昨夜はSweet Rain という良い音場で心地よく演奏することができました。

個人的に反省点はいろいろありますが、そんなことは全く気にならないほどの

津上研太as 秋元 修ds 両氏の音楽力でした。


数日前に出来たばかりの2曲も演奏できてよかった。


昨夜ご来場いただいた森下治生氏のライブレポのご紹介をさせていただきます。


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ToneMomentum +1 at Sweet Rain 2024.2.17

津上研太(as)

小林洋子(pf)

秋元修(ds)

大好きな Tone Momentum に、これもまた最先端の大好きなポリリズムドラム、秋元修さんを加えたトリオ。これはちょっと聞きのがせない。


1st.Set 津上さんの "In The Car" から。津上さん、MCで、別にわるさをするわけではありません、とちょっと危ない発言も、全員スルー。

最初、津上さんのas.への小林さんの音の付け方からして、もう完全に心を掴まれてしまった。

重和音からの、強いタッチの、重く、でも自由なピアノの響きの美しさ!



続く小林さんが2/8に創ったばかりという "A Star To Your……”。右手一本のピアノのアルペジオから、津上さんの静のメロディーの、なんて暖かい音なのだろう!津上さんのサックスの音は、強い芯を保持したまま、それでいて暖かく美しい音を奏でる。


この曲、題名の Star にあるように、夢のような美しさを感じてしまう。小林さんのピアノソロは、暗い空に瞬く星の光のよう。そしてこの曲の題名、Your の次の……がちょっと気になる。でも、いろいろ想像できるところが良いところかもしれない。

そういえば、Your って誰なんだろう。曲からは、「You」に対する何かPassion のようなものを感じたのだけれど、You は愛する人なのか、それとももしかしたら複数形で、地球に住む人々すべてに広がって行くのかも、などと考えていたら、夢が一層膨らんできた。



続く津上さんの曲は、"Mosaic Scenery" この曲での津上さんの変化に富んだ演奏は絶品だった。今日は3人のオリジナルだけでいくそうで、それがまた楽しい。



津上さんと小林さんを見ていると、その曲や演奏の創造性の高さは勿論なのだけれど、どこか、二人とも少年少女の頃の、好奇心と探究心、そして遊び心に富んでいた頃の雰囲気を残しているように感じられる。


そこに本物の少年、秋元修さんが加わるのだから、楽しく、美しくならないはずがない。

秋元さんの "キョーレオピンオーバードライブ” は、「滋養強壮組曲」のはずなのに、なぜか毎回泣けてくる。


そして1st.Set 最後は、小林さんの、"Innocent Story"。天真爛漫な楽しい曲。この、曲構成も流石だった。



1st.Set で既にフルコースのディナーを平らげた気分であったが、2nd.Set は更に怒涛の展開。特に休憩時間に将棋で津上さんを破った秋元さんは更にパワーアップのめくるめく自由な、力強いドラミングで、バンド全体も盛り上がりを見せた。



「Tone Momentum」は今年初のアルバムリリースがあるらしい。小林さんは今いろいろ構想を練っているようで、演奏の中にソロを入れるかどうか、など、根本のところから考えているらしい。私としては、それぞれの曲の解釈をじっくり聴けるし、ソロは残してほしい気がするけれど、全編デュオというのも面白い構成になるかもしれない。今から発売が楽しみだ。

またまた最高の夜を、ありがとうございました!


                         (森下治生)


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演奏曲目 Tone Momentum / 津上研太as 小林洋子pf & 秋元 修ds @ 中野Sweet Rain


  1. In The Car (Kenta Tsugami)

  2. A star to your.......(Yoko Kobayashi)

  3. mosaic scenery (Kenta Tsugami)

  4. キョーレオピンオーヴァドライヴ(Shu Akimoto)

  5. An Innocent Story (Yoko Kobayashi)


  1. Capricious Plants (Yoko Kobayashi)

  2. 天気雨 (Kenta Tsugami)

  3. On Rainy Days (Yoko Kobayashi)

  4. 無銭優雅 (Kenta Tsugami)

  5. A・U・N (Yoko Kobayashi)







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