top of page

秋の月


通り過ぎていく雲の合間に、何となく冷ややかで謎に満ちた月が、

黙して空に浮かんでいた。頭の中では、美しい音楽が流れていた。

道を歩きながら、先日のホールの空間を思い出す。

演奏前、誰もいない広い客席を、大きく息を吐きながら歩きまわっていたっけ。

久しぶりのステージのピアノの前に立つ時の感覚は忘れていなかった。


閲覧数:11回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「 春ですよ!トンビが大空でのんびりと歌ってます。 小川の水も歌いながら、あふれんばかりに流れています。 春の光の子が、風に乗って水面を滑ってきてます。 ​ 白梅も二分咲き。 道端に小さな青い花が咲き揃い、山は深く青くて…。 ​ 人たちは野に出てきて、これからどこをどうして、そろそろ植えてやろうかな~、なんて。 先ずは肥料まきしながら見回ってます。 ​ 今は青空が冴えて沢山の輝く星座が見えますよ。

買い物を済ませ外に出ると、雨が降り出していた。 急に降り出した雨に、まるで「あらま、どうしましょ。」と言っているかのように、 5羽のハトが歩道をウロウロしていた。 ​ 私も「しまった、また一本増える。」と思いながら、傘を買いにUターンする。 ここ数日、心が視線の先にない感じで、気が付くと、日々の雑用にかなりの時間を要している。 おそらく遅ればせながらの風邪をひいたのだろう、こんな時はあれこれ考えず

自分で考え、行動し、様々な問題(一般的にはごく普通のことかもしれない)を少しずつクリアできていること、 こんなことに充実感をいだく昨今です。 今年に入って特に、よくここまで来れたと痛感しています。 ​ これもみな、応援してくれている人たち、心の支えとなってくれている友人のお陰です。 録音を2週間後に控え、穏やかにその時を待っているといった感じで、やはり心も充実しています。 ​ 新年早々、2017年

bottom of page