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想い

小林洋子ピアノ

今年は大通りに沿ったイチョウの木々は黄色くなりそびれている。

記録的な雨ばかりの日々が続いたためだろう。

日照時間が足りず、黄緑色にとどまっていた。

隅々にまで広がっている空の青さを見ながら、

遠くにいる目が見えなくなってしまった母を想い、

自分の目指す音楽が見えては消え、見えては消え、

そうしているうちに薄暮が訪れ、当たり前のことだけれど、

毎日毎日何度でも夜はやってくるんですよね。 


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