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小林洋子pianist

住み慣れた街


掛かり付けの病院も脳神経内科から心療内科まで、以前は10箇所くらいはあっただろうか。

(こんなことが言えるようになったのは、私が元気になった証拠だ。)

それが今では4科に減っている。

そのうちの一つ、眼科も長年の掛かり付けゆえに、今日は25年以上も住んでいた街へ。

10年ほど前に、突然網膜に穴が開いた(網膜裂肛)。

思えば、これが様々病気を患い始める最初の出来事だった。

そんなこんなで、この病院にも10年お世話になっている。

たくさん思い出の詰まったこの街が私は好きだ。何よりホッとする。

私はおそらくギラギラしてて、ジャズって?アドリブってどうやったらカッコよく弾ける?なんて、そんなことばっかり考えて道を歩いていたっけ?

ウォークマンの時代ですよ。

この街を歩いていて、「この角を曲がると今川焼の匂いがしてくるな。」

このビルを抜けたところで、「たこ焼きの匂いがしてくるぞ~」と思っていると、今でもほんとにそうなるのです。この街に生まれ育った方々の経営なんでしょうね、きっと。

他も大まかなところは変わっていない風情に、また一か月後にくるからねと、

家路を急ぐ。


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