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小林洋子pianist

変化


復帰後、演奏中の動画を撮ってもらうことも多く、演奏内容もそうだけれども、

以前にはやってなかった妙な癖などが発見できて、非常に助かっている。

ピアノに向かっているときの身体の状態などがチェックできて、

ジストニアのリハビリというより、現在椅子の高さを元に戻して練習をしている。

2010年~2011年頃、急に椅子を高くした。その時の違和感が取れる年月と、元に戻して低くしたときの違和感が取れる期間とでは、比べものにならないくらい、後者の方が短くて済んだ。

それだけ、椅子が高いのは苦痛だったのだろう。私には合わなかったといえる。

椅子の高さを元に戻そうと思ったきっかけが、このところの動画にあった。

演奏中の腕と胴体の間の間隔や、首の傾き方、肩甲骨から上の背中、これらが以前とは全く違っていた。

要するに、ピアノを弾く際の支点が定まっていない、下手すると支点がない状態なのだ。

これがブランクによって起きた変化だった。

しかし、これは目に見えることであって、直していける、元に戻せることだ。

それに悪いことばかりではない。復帰後の音はいつもチェックしているが、良くなっていることの一つに、休符、すなわち音を出していない瞬間を表現できていること。

このことも、先に述べた支点をしっかり意識できればもっと良くなり、

全体としてもプラスに転じることなのだと思う。


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