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小林洋子pianist

遠くからの便り


人生谷底に落ちれば、そのうち山に登ることが出来るものなんだなぁとつくづく思います。

心身共に健康を取り戻し、共演者にも恵まれ、何だか楽しく毎日を送れていることに感謝しかありません。

身体は細いけれど、母が元々頑丈に産んでくれたんだなぁと思います。

母は現在ほとんど目が見えなくて、私が目の前に立っても、声を聞かないと私だと認識できないようです。

幼少期に戦争を経験してる人は強いですね。計りしれません。

目が見えなくても、愚痴ひとつ溢さないんです。

施設で暮らす母とは遠く離れているので、近頃は電話で話すくらいですが、

声だけは元気なんですよね。元気な上に若い。

今日、妹が写真を添付してメールをくれました。

母の誕生日のお祝いの写真です。

次女、長男、2人の孫と、ひ孫3人に囲まれて、しわしわのおばあちゃんは可愛く微笑んでいました。とても目が見えていない人とは思えず、しっかりとカメラのレンズを見据えていました。

強く思いました。母は(亡くなった父も)音楽をやっていることをずっと応援してくれていました。復帰したからには、その思いを裏切ることなく全うしたいと.....。


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