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執筆者の写真yoko kobayashi

2021年の奇跡

振り返れば今年も良い一年だった。 何より音楽出来ることはとても幸せだ。 復帰後3枚のアルバムをリリースし、来年春にも新譜リリース予定という、こんなエネルギーはどこからやってくるのか自分でも全く分からない。

このことだけでも奇跡なのに、2021年は「やったねっ!」と思える私の中での奇跡が起こった。


4年ほど前に出現した甲状腺嚢胞腫の黒い影が小さくなったとか、


年中行事でもあったポリープ摘出手術、今まで15個位取ったかと思うけれど、それが今年は一つも発見されなかった。発見されるのが通常だったので、発見されなかったことに非常に驚くとか、


ありがたいことだ。


そして、私にとっての最大の奇跡、 それは日によって違うけれど、ジストニアのことなんか全く忘れて気付いたら演奏終わってた、という日が増えてきたこと。そんな日が昨年までは一割だったのが、今年は5割以上だ。


世界には、ジストニアが、ある日突然治ったという例もゼロではない。 ジストニアを長年患っていたピアニストが、ある日、ロダンの手の彫刻を見た。

すると、翌日いつものようにリハビリしようとピアノに向かうと、すっかり治っていたという例。

パニックを起こしている神経回路にロダンの手の彫刻が何らかの刺激を与え、突然以前の流れが取り戻せたというのだ。

私も最初の頃はショパンやリストの手の写真を見たりしたものだったが、私の場合は見てると気持ち悪くなり直ぐにやめた。


今年、ピアニスト清水くるみさんがゲストの回の譚歌チャンネル(金澤英明氏、石井彰氏主催)を見た。 素晴らしい演奏に聴き入っていると、くるみさんのピアノを弾く右手の第一関節の感じ、これが私は昔こうやって弾いてた、と何かのお告げのように感じた。


その翌日からだ、すぐそこに光が見えるようになったのは。 くるみさんの右手が私の脳神経にどのように作用したのかは分からない。

ここ何年もある程度の段階で滞っていた私の右手は、また一歩先に進んだ。 奇跡だ。 今ではピアニスト清水くるみさんを神のように崇めている。


病気の治癒力にしてもそうだけれど、やはり私は100歳位のしわっしわのおばあちゃんになるまで生きて、友人と一緒に「あ〜ぁ、みーんな逝っちゃったわねぇ。」なんて言いながらお茶すすってるような嫌な予感がする(笑)


最近、泉重千代さんをテーマにした曲「AUN」(あうん)が意外にも評判が良いのだけれど、 会場の半分以上は泉重千代さんって誰? という人たちが増えた。 時は流れてるんだよなぁ。 今、この曲がどうも聴く人たちの印象に残るようだ。

こんなことが何となく嬉しいのだ。


話が横道に逸れました。

2021年に感謝。 関わっていただいた全ての方々に御礼申し上げます。

本当にありがとうございました!

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