top of page
執筆者の写真yoko kobayashi

2021.05.07 町田Nica's を終えて


オーナーはジャズの大先輩ピアニスト元岡一英氏。

しかも88歳の孤高のギタリスト中牟礼貞則氏とDUOということで、

もうこの日が決まった数か月前から緊張は3倍にも膨れ上がっていました。


でも、「ジャズは69歳から」と仰る中牟礼さん。

もう怖いことはなんにもなくなります。

昨日も演奏を共にしながら「人生楽しんでますか?」って言われているようでした。

正直に音で「はい、お陰様で今とっても楽しいです。」と答えました。


音楽に向かっているときは、今の世の状況など全く忘れることができます。

帰り際に「また一緒に演奏できればいいですね。元気でいてくださいね。」と。


今も変わらず、どんな状況下であれ、音楽を続けてこられたその佇まいは、

あまりにも神々しく、生きる勇気も与えられます。

20年ほど前のDUOでの演奏も入れると、昨日は5~6回目のDUOになったと思います。

恐れ多くもありますがまた共演できるよう、私自身も進化し続けていきたいと思います。


中牟礼さんとの共演は、音楽的な学びはもちろんのこと、改めて人生を振り返り、

また新たな出発点に立つという不思議な力となっています。


緊急事態宣言の下、ご来場いただきました皆様に感謝申し上げます。

コロナ禍でLIVE聴きにきたのは一年半ぶりですという方や、演奏を聴いてキラキラした表情に変わる方々など、我々がやるべきことはやはりLIVEなんだと強く思います。

明けない夜はないといいますが、それまで「漂えど沈まず」と「悠々として急げ」をバランス良く保ちながら進んでいきたいと思います。



photo:©papa Hiraguti pictures 2021


2021.05.07 町田Nica's 演奏曲目

中牟礼貞則(gt) 小林洋子(pf)


  1. We'll be together again(Carl. T. Fischer)

  2. All across the city(Jim Hall)

  3. How deep is the ocean(Irving Berlin)

  4. Midnaight Mood(Joe Zawinul)

  5. Never let me go(John Hicks)

  6. The Island(Ivan Lins)

  7. Skylark(Hoagy Carmichael)

  8. F-Blues(タイトル不明)








閲覧数:21回0件のコメント

最新記事

すべて表示

生きる

旅の途中

Comments


bottom of page