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執筆者の写真yoko kobayashi

2022.03.05 久しぶりのピアノソロ演奏曲目

更新日:2022年3月7日

一昨日は、guitarist石渡明廣さんとのDUOが予定されていましたが、

諸事情によりピアノソロとなりました。

とても残念でしたが、また必ず組み直したいと思う。


ピアノソロは2020年秋のソロアルバム発売記念@横濱エアジン以来でした。


アケタの店によく来て下さる方や、私は初めてお会いする若いベーシストも聴きにきてくれて、お話しできて良かったなぁ。


そのベーシストは、最初アケタの店に入ってきた時、見るからにguitarist?風で、

「あ!きっと石渡さんを聴きにきてくれたのかな?申し訳ない、今日は私ひとりなんです。」と心の中でつぶやいた。

ところが、インターバルに聞くと、何とピアノソロだと知ってて聴きにきてくれたのだと言う。それにアケタの店はお初なのだそうだ。


しかも、エレキだと聞いて驚いた。


普段ライブを聴きにいくのは、ピアノソロだったり、ベースレスのユニットだったりが多いのだそうだ。

そういえば、私もギタートリオや、ピアノレスの変則TRIO等を良く聴きにいったなぁ、

と思い出す。

昔々、jazz guitaristを夢見て頑張っていた若者が、私が1950年代~60年代初期のマイルス・デイビス・バンドの話をしたら、「ギターが入ってないから、僕はマイルスは聴かない。」って信じられない残念なこと言ってたっけ、と逆パターンの余計なことまで思い出した(笑)



今の若者は凄いなぁ、何が大事かちゃんと分かってるんだなぁって、様々話の内容から伝わってきた。あらゆる情報が飛び交い、資料でも何でも手軽に手に入る今に在って、逆に大変なこともあるのだろうとも想像する。


「最後の曲もオリジナルですか?」と聞かれ、「はい、そうです。」と答える。

その曲も印象に残ってくれたんだなぁと思うと嬉しくなる。


私が駆け出しのころは「あんなに素晴らしいスタンダード曲がたくさんあるのに、何でオリジナル曲ばっかり演ってるんですか?」っていう時代だった。

ドラムを趣味でやってるというお客さんに「オリジナルばっか演ってるのは、ミュージシャンの自己満足にしかすぎないんだよ、なんかスタンダード演ってよ。」

と言われたこともあったなぁ。



現在は、ジャズとかジャンルではなくて、その人(そのバンド)の音楽、を求めるお店や聴衆が増えてきたと強く感じる今日この頃..........とも思ったりしたけれど、


時代のせいとか聴く側の姿勢が変わってきたとか、そんなことではなく、

結局、私が良い音楽を提供できていなかったんだということ、に尽きる。



久しぶりのピアノソロで思ったことは、メロディーを弾くことの難しさだった。

初心に戻って、大学入学当初に嫌というほど強いられたロングトーンの練習を、

また始めようと心に決めた夜だった。



2022.03.05 アケタの店 演奏曲目

1st. stage

  1. In Her Case(Yoko kobayashi)

  2. O grande amor (Antonio Carlos Jobin)

  3. I fall in love too easily (Jule Styne)

  4. Peau Douce (Steve Swallow)

  5. Turn Circle (Yoko Kobayashi)

2nd.stage


1. Goodbye pork pie hat(Charles Mingus)

2. Here,there and everywhere (Lennon= McCartney)

3. On Rainy Days [Un jour pluvieux] (Yoko Kobayashi)

4. A・U・N (Yoko Kobayashi)

5. Bonne yeah rit.......。(Yoko Kobayashi)

















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