Tone Momentumがお届けする曲たちは、それぞれの曲が出来た元となる素材が重なっているものもたくさんあるかと思います。 でもそれらは眺めている景色がかなり違っていてとても面白い。
そして本日は、小説にインスパイアされて出来たお互いの曲も演奏しました。
小説のタイトルがそれぞれの曲のタイトルになっています。
「無銭優雅」composed by Kenta Tsugami 小説「無銭優雅」山田詠美
「夜の帳が下りて」composed by Yoko Kobayashi 小説「夜の帳が下りて」希藤俊
初披露の曲も3曲、それと今日初めて演った研太氏の「Present」、これは泣けます。今日聴いて下さった方も同じような思いを持たれたようです。「Present」は、プレゼントではなく現在という意味の方だそう。2011年の震災後に書かれた「Present」を今のTone Momentumで演奏しました。
私が、昨年のロシアによるウクライナ侵攻後に書いた「その儚さ」、これは研太氏のsoloが素晴らしかった。
こんなにたくさん自己のオリジナルでない、人のオリジナルを演ることは、Tone Momentum結成の2020年4月からのことで、私にとって大変勉強にもなり、人の曲を演奏する、入りこむ時の自身の在り方、のようなものも分ってきたような気がします。
要するに自分の曲のように思えるまで弾きこむ(実際の演奏で経験する)ということなんだと思います。
研太さんの特にwaltz曲は難しいのですが、このところそういった意味でもより曲の入口に立てたような感覚がありました。ようやく自己のオリジナルと同じように接することができるようになったのだと思う。この先が益々楽しみです。
本日のsax音は、更に美しく艶めいた深い音だと思ったのは果たして私だけだろうか?
もっともっと上を見据えて精進します。
2018年の音楽復帰以来、毎年アルバムリリースという奇跡も起こりましたが、
ここでリリースに関しては十分な休憩をいただき、いつになるか分かりませんが、次のrecordingはTone Momentumで行いたいと思っています。
今後のTone Momentimライブは、 7/7(金)新子安しぇりる 8/23(水)東中野Thelonious 9/9(土)下北沢Apollo guest武井努 [小林・津上とguitarist石渡明廣氏とのTRIO小石研究所は,8/17(木 ) 中野Sweet Rain]
本日聴いて下さった「はるさん」の感想文が、とても自然で素敵でしたので、ここでご紹介させていただきます。以下コピペです。
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カフェ・ブールマン Tone Momentum P小林洋子さん AS津上研太さん
両オリジナル曲にある哀愁と人間味。 管吹き泣かせという小林曲が人としての想いや暮らしの中のささやかなものを種に広大化し極まっていきました。
津上曲にある、津上さんに影響を与えた人々への想いが極まっていきました。 光景を活き活き浮かび上がらせながら境地を上がっていく音、生の音! ブールマンのピアノと管の響きは最高です。
津上研太さんのクール&ウォームな曲紹介が小気味よく、曲世界への想像を誘います。
パステルの地色へ強い色を落とすように感じた小林洋子さんの美演奏、津上さんの音がそこへ水を吸わせ、地色が独特の色濃さを帯びていく感じ、素敵でした。
皆様それぞれの情緒で受け止めていろんな世界が広がるのかも。 要体験なデュオ。 ...........................................
2023.06.17 cafe Beulmans 演奏曲目
Tone Momentum
津上研太as 小林洋子pf
1st.stage
見知らぬ街 (Yoko kobayashi)
Three Bags Full (Kenta Tsugami)
Present (Kenta Tsugami)
ほろほろと(Yoko Kobayashi)
MIRROR (Yoko Kobayashi)
2nd.stage
無銭優雅 (Kenta Tsugami)
夜の帳が下りて (Yoko Kobayashi)
その儚さ (Yoko Kobayashi)
A・U・N (Yoko Kobayashi)
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以前に「Tone Momentum」結成までをblogに残しました。
よろしかったらご覧ください
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