明後日5/29(日)は国立 音楽茶屋 奏でご一緒するベーシスト吉野弘志氏とは、 思えば長いお付き合いになる。
2000年に全オリジナル10曲を収録したワタクシの1st.albumもベースは吉野さんです。
(ドラムスは堀越彰氏) 1st.アルバムに入っている曲で, 「堀越君のにわとり」 曲タイトルに個人名はちょっと、ということで堀越氏の希望により「The Chicken's sad story」に改名、 アルバムに収められなかった「吉野さんの秋刀魚」 やはり同じ理由で後に「サイラ」と改名する。 「サイラ」ってサンマ科のお魚のこと(要するに秋刀魚)
吉野さんに魯鈍と言われてできた曲「RODON'S THEME」 あの辺の曲はどこ行ったのだろう?と譜面を引っ張り出したら、 あー!引っ張りださなきゃよかったと思うほどごっそり出てきた。 ぺんぺん草が生えてるのかとも思うほど森の匂いがする。 ような気がする。
その頃は、友人達と会話中に言葉がメロディーとなって浮かんできて、頭の中では作曲作業が始まり、途中から人の話も聞かず、というより聞こえてこない、よって随分と顰蹙をかったものだ。 それはそうだ。
私の身に起こった事件?で突発的にできた曲も多かったと記憶する。 吉野さんに「魯鈍」と言われたのもその事件の一つ(笑) (何故、魯鈍と言われたかは長くなるのでここでは省略する。
単なるある日の粗大ごみ出し日の話である)
ハタちゃんがボラれちゃったんだって、って話の「ボラれたハタちゃん」も
「BO・RA・HA・TA」に改名したのだった。ハタちゃん、どうしてるんだろ?
頭の中は段々と鮮明になってきた。 そして「だから言ったじゃない」(これ、曲タイトル)。 そう言えば、このタイトルを最初に聞いた友人は「♪だか~ら言ったじゃないのー云々」
っていう演歌みたいな歌を歌い出した。さすがに私もそんな歌は知りません。
もうこの曲も演奏することはないなぁ。 譜面見ると一瞬オシャレ〜と錯覚しそうな2beat風イントロ、 からの、4beat swingのカッコいい系みたいなんだけど。
って、余計なことばかり思い出す私。
話が逸れました。要するにこの辺の曲は、昔々に全部吉野さんが演奏して下さっています、ということを言いたかったのですが、 とにかく5/29(日)は国立 音楽茶屋 奏で演奏します。 小林洋子pf 吉野弘志cb 当然ですが、今を演ります。 是非ご来場下さい。奏は居心地の良い空間です。 open 17:00 start18:00です。 https://kunitachi-music-sou.hateblo.jp/ ここまで読んで下さった方、長々と失礼いたしました。 ................................................ この先は、気力のある方だけがご覧になるコーナーです。 どーでもいい話なので 思い出し序でに、もう演奏されることもないであろう可哀そうな「だから言ったじゃない」のお話。
時は、まだ公立高校も土曜日の午前中の授業があった頃。 まだPASMOなどのICカードも持っていませんでした。 土曜日の昼下がり、電車に乗るため駅までいくと、 授業が終わって家に帰るのであろう女子高生が自販機にずらっと列をなしていました。 (近くに有名な女子高があるのは知っていたけれど、その女子高生たちは定期券とか持ってなかったのかなぁ?って今ふと思う)
まぁ、その一番後ろに列び、とても心地の良いお天気、女子高生たちのキャッキャッとう声は、微かな風に乗って優しく響いていました。
何と言っても土曜の昼下がりです。 私は、そのキャッキャッというBGMの余りの心地よさに、得意の考え事に耽っていました。 列んでから5分位は経っただろうか、私の番が回ってきて我に返り、コインを入れようとするのだけれど、入らない。
おかしいなぁと思っていたら、何と自分ちの鍵を差し込もうとしているではありませんか! どのくらいの間カギをギコギコやっていたのか、それに気づいた時、もちろん後ろに列んでいるであろう人達の方を振り返る勇気もなく、生まれて初めて、赤面ならぬ赤背?(とでも言うべきもの)を経験したのでありました。
改めてお財布から小銭を出して切符を買うでもなく、そーっと何事もなかったかのように自宅方向に戻ったんだとさ。
その時、自分に言い聞かせる、「だから言ったじゃない」と。
私の心のほとぼりが冷めた頃、再び駅まで行って自販機で無事切符を購入。 電車に乗るころには曲の全体像が出来上がっていたように思う。 当時、私の身には駅改札関係の事件が多発しており、 今では、「外では考え事をしない」を心掛けております。
でも思うに、こんな時あんな時、何の考え事もせず、頭の中は無(む)ってことありますか? みんなどうしてるんだろ? いえ、分かってます、何となくは。
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