jazz tokyo LAL 小野健彦氏のライブレポのご紹介
2026.10.30 祐天寺・中目黒FJ'sでの貴重なライブにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
Ver_GranPAとは、、、
加藤真一の「真」
吉岡大輔の「大」
津上研太の「太」
加藤一平の「平」
小林洋子の「洋」
飾らないありのままの姿で
末広がりに、のびやかに
Ver_GranPA号に乗って、太平洋を航海する勇者たちの物語を展開すべく
2026年6月に初めて船出をしたユニットです。
昨夜は2回目5か月振りの航海でありながら、私の病気療養のためまた半年ほど航海見合わせとなっている貴重なライブにお越しいただいたjazz tokyo 小野健彦氏の爽快なライブレポのご紹介をさせていただいます。
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【私の2026live.vol.55】
‘24/3以来二度目の訪問となった祐天寺FJ‘sにて、期待の5ピースユニットVer_GranPAを聴いた。小林洋子(P)津上研太(AS)加藤一平(G)加藤真一(B)吉岡大輔(DS)
想い起こせば‘18/夏に数奇なご縁を頂いて以降、Solo、各種Duo、各種Trio、Quqrtetと、持ち前の好奇心旺盛振りを遺憾なく発揮して、何れも異なる演者/編成の中に自らの表現活動の可能性を見出して来た洋子さんを聴き継いで来た私にとって初のQuintet編成、
それも、当代シーンの人気者達を揃えているだけに一堂が現場で顔を合わせるのは、ほぼ5ヶ月振り2度目。
洋子さんのSNSに曰く「威風堂々たるこの船は、年に数回しか出航しない幻の定期船」であり、来月中頃から暫しの病気療養に入られる予定の洋子さんからの結果的に嬉しいプレゼントとなった稀有な時間と受け止め、冬将軍の足音も聞こえるなか都心部を目指し海辺の街から馳せ参じたというのがことの次第。まあ、それらはそうとして、肝心の今宵の音、だ。
洋子さんが今宵セレクトした楽曲は、2nd.セット冒頭に配置した〈The Shadow Of Your Smile〉以外は満場の拍手に応えたアンコールも含めオリジナル作品で固めた全9品。以下、すべて(お読みになられる方は辟易されるであろう)私的な造語にて誠に恐縮だが、
ソフトファンク、ミディアムスペイシームード、ワイドレンジバラード、ストロングドライヴィン、ハードラテン、ステディファストロック、ピュアバラッド、オーセンティックミステリアスビート、マジカルコードラヴィリンスといったようにその曲調は実に多岐に及んだが、いずれにも通底するのはサウンドに宿る抜群のスピード感とキレの良さ。恐らくメンバーおひとりおひとりの動線をつぶさに想定しながら設えられたのだろう。
痒いところまで手の届く緻密なアレンジは、まるで時代活劇に登場する鮮やかな殺陣さばきをみせる剣豪達が醸し出す「殺気」と、同時に各演者に潜む「茶目っ気」と「毒っ気」の本性をハイライトさせることを忘れなかったのが私には何より痛快だった。
中でも、毎度お聴きする度に感じる一平君の「何か、突き抜けてやろう、その壁を破り先に行こう」スピリッツが、発起人の洋子さんをはじめ百戦錬磨の先輩諸氏を小気味よく刺激して、サウンド全体をひと所に畏まって停滞させず終始心地良いドライウ゛感を維持させながら、これこそはと思わせる非凡なスパイスとして効いたやんちゃな中にも冷静な仕事振りには唸らされこと度々だった。
聞けば今やペーパードライバーながら、ピッチピチの19歳で運転免許を取得し、一人で夜中の首都高をぶっ飛ばすのが好きだったという洋子さん。現在では心強い同乗者達を得て譜面(ペーパー)を抱え音の道でスピードに興じているのだから人生わからないものだ。
視界は良好、洋子船長の行く手に暗雲垂れ込める余地無し、を確信出来た快心の宵だった。
小野健彦




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