完治の実感
- yoko kobayashi
- 6月21日
- 読了時間: 3分
更新日:6月27日
本日cafe Buelmansにお越しいただいた皆さま、ありがとうございました!
私本人は、とても新鮮な気持ちで音楽と向き合うことができました。
結成から6年目を迎えた今年、次のステージへの階段を上り始めたんだと実感できるLIVEだったように思います。
完治は難しいと言われているジストニアが、10年苦しみましたが、2022年に完治し、それからのリハビリではなく「練習」ができることの喜びは、昨年のTone Momentumのレコーディングに向けてあれこれ試行錯誤していた時期に爆発していったように思います。
完治した実感が湧いてきているんだと思います。
「練習」というより、真っ新な気持ちでピアノと向かいあっているのだと思います。
CDを買っていただいた方はご存知だと思いますが、研太さんも過去10年間精神的病いで苦しまれた経験を持ち、そんなこんなで時は巡り、今最高の音を出されている時なんだと、そばで聴いている私も痛感します。
次回Tone Momentumライブは、7/12(土)新宿ピットイン14:00〜、7/18(金)新子安しぇりる19:00〜です!
2025.06.21
成城学園前cafe Buelmans演奏曲目は、
オーディエンスのお一人・西野さんのLIVEレポートと共に記しておきます。
…………..
休日のお昼ライブ(2025/6/21土曜日@成城学園前cafe beulmans)は珠玉のデュオライブを聴きに🎹
【Tone Momentum】
津上研太 / alto sax
小林洋子 / piano
前々から気になっていたけれど会場の関係などで逃していたアルトサックス津上研太さんとピアノ小林洋子さんによる双頭ユニット「Tone Momentum」初鑑賞でした。ユニット初アルバム「PRESENT」リリース記念ライブでもあります。
少し前に茅ヶ崎某店で津上さんのアルトを聴いて「聴き惚れるとはこういうことか!」と感動。小林洋子さんのライブ会場「PRESENT」を入手し妄想をあれこれ巡らしながらの参戦となりました。
先ずはSam Riversの代表曲「Beatrice」から。もうとにかく津上さんの音が太いというか分厚い‼︎ お店の大きなテーブルが揺れているのがわかる。洋子さんのピアノも横浜関内某店で聴く音よりもラウドに聴こえるから不思議。アップライトかグランドという話ではなく、これもブールマンマジックなのかも。聴き慣れているはずの洋子さんオリジナル「その儚さ」「せつな色」(Setlist②⑧)もとても新鮮に聴こえました。2曲を除くお2人のオリジナルというお品書きで、さまざまな音絵巻を披露してくれました。
個人的ハイライトは津上さんオリジナル「夜雪」(やゆき)。ある冬の日、降りそそぐ雨が雪に変わるとともに時間の流れがスローになった情景を曲にしたものですが、切々と歌い上げる津上さんの詩情溢れるアルトとそれを受ける洋子さんのピアノとのアンサンブルがあまりにも美しく、まだ6月なのに真夏のような暑さもしばし忘れさせるほど。津上さんは「季節ハズレですみません」と恐縮してましたが、むしろこれからの季節のユニット必須曲になりそうです。
★★★★★Setlist ★★★★★
1st /
① Beatrice (Sam Rivers)
② その儚さ(Yoko Kobayashi)
③ Banal B (Kenta Tsugami)
④ Mosaic Scenery (K.Tsugami)
⑤ On Rainy Days (Y.Kobayashi)
2nd /
⑥ An Innocent Story (Y.Kobayashi)
⑦ 夜雪 (K.Tsugami)
⑧ せつな色 (Y.Kobayashi)
⑨ A U N (Y.Kobayashi)
⑩ Present (K.Tsugami)
encore ⑪ Ellen David (Charlie Haden)
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