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2026年の人類

更新日:1 日前

この一ヶ月あまり、いつも通る道、いつも見ている景色が、いつもと同じようには感じられないことが不思議でした。

なかなか眠れない夜が続いたけれど、

やっとはっきりと決めることができて、今はスッキリとした気分で日々を過ごしています。


誰に相談するでもなく、この一ヶ月余り、いろんなことを考えたのも人生初ではないかと思います。


事情により、今年に入ってからライブは極力少なくしてきたことが、まさか私自身に問題が降りかかり、今後数ヶ月の決定分のスケジュールにはあまり差し障りがないことにも、結果的には救われているのかもしれません。


自分の命がこの世から消えることは怖くはないけれど、流れてきた音楽にワクワクしたり、涙したり、それができなくなるとしたら寂しすぎます。


そして、その音楽の向こうにはたくさんの人がいる。

共演してきた仲間。

共演する機会がなくても、生で聴きたいと思って聴いてきた音楽家たち。

演奏の場を与えてくださった方々。

今まで聴いていただいてきた皆さん。

そんな人たちに会えなくなるのは、やっぱり寂しいです。

そして、友人、知人に会えなくなるのも寂しい。


だから、あの時と同じように、もう一度がんばってみようかと思っています。


来年以降に関しては見当もつかないけれど、

この期に及んでも、考えることは音楽のことが多く、それが楽しいです。


例えば四拍子だったら、エネルギーがグワン、グワンと動く快感が四回あって、

「点を決めるのがリズムではないんだよ」

と、先日、生徒のKちゃんとMちゃんに話したら、二人とも目をキラキラさせて「おもしろい!」って興味を持ってくれたっけ。


ミュージシャンとしては、できて当然であろうことも、私の場合はまだまだ未熟で、

だからこそ、やることもたくさんあって、

歳をいくら重ねても、ワクワクしてこられたんだと思います。


ジャズを勉強し始めた頃、「クラシックをやってたんですか?」と言われることが多く、それがとても嫌でした。

でも、それは仕方のないこと。

8分音符をはじめ、その他諸々、ジャズの発音になっていなかったから。

それは自分でもよく自覚していました。


そして、私も少しは進歩し、そう言われることもなくなり、更に随分と時が経ち、

今、再び「クラシックやってたんですか?」と度々言われるようになりました。

でも今は、その意味が昔とは全然違うと分かっているから、そう言われることは全く嫌ではなくなっています。


もちろん、スウィングの曲でそう言われるのはNGですが(笑)。

でも、そうではないからこそ、むしろニンマリします。


ここ数年、特にThe DREIの演奏の日には、昔はロックファンだったという方々に、

「このトリオはプログレじゃん♡」

と言われて喜んでもらえることもしばしば。

メンバーにも「なるほど、そう言えば!」と言われるから、やっぱりそうなのでしょう。


プログレは一時聴いていたけれど、特別研究したことはありません。

だから、何故そう言われるようになったのかが、とてもおもしろい。

曲自体に、そんな匂いがするのかもしれません。


そんなことを言われるようになって、

上手く言えないけれど、今、初めて自分のプレイに興味を持ち出した?

という表現が、一番近い気がします。


今まで個性はあったとしても、その上で、自分の音楽の輪郭みたいなものが、うっすらと見え始めたんだと思っています。

だから、ここで終わるわけにはいかないんです。


もちろん前向きでいます。

いえ、前向きというより、

今この瞬間、瞬間がとても愛おしいんだと思います。


駅のホームのベンチに座り、秒単位で到着時間を決められ、狂いもなくやってくる電車を見て、私はタイムマシンに乗って遠い過去から未来にやってきた気分になり、

「こんな物体、いったい誰が作ったの?」

と、こんな妄想が今、特別に楽しい。


電車が到着して車内に入ると、何やら周りの人々は四角い薄っぺらい物を片手で持ち、親指を動かしながら、皆それをずっと見据えている。

しかも若い女性たちは皆、もう片方の手でハンディファンを持っている。

涼しげだ。

何だか不思議な人たちだ。

へぇ〜、これが2026年の人類の姿なんだぁ、

と面白がったり……。


そして、自分を俯瞰して見ていると、とても気持ちが楽になることが分かりました。


日常の動作、一つ一つが尊い。

部屋を出て、エレベーターに乗り、一階のエントランスまで下りるまでの間さえ尊い。

地に足をつけて生きてる。


人生とは、時には予測不能なものですね。

でも、全てのことには必ず意味があると思っています。


手術台に横になり、麻酔で朦朧としていく中、

「このまま意識が戻らない方が、どんなに楽か」

と思った一昔前のこと。

でも、今こうして生かされているからこそ、もう一度音楽ができたし、

右手の親指以外の4本の指が、自分の意思とは全く違う動きをする難病と10年間闘ったことも、大きな意味があり、

あの10年間がなかったら、今の私はなかったと思っています。


特に復帰後は、なるべく人に迷惑をかけないで生きていきたいと思っていましたが、

人間は必ず人に迷惑をかけるようにできてるんですね。

困ったものです。

緊急連絡先は妹にお願いするしかない。

ごめんね。

でも、おそらくかかってくることはないけどね。今まで何時も緊急連絡先はあなたにお願いしてきたけど、一度も活用されたことないものね(笑)。


前置きが長くなりました。

再び癌と診断されてから一ヶ月。

あの一昔前もそうでしたが、周りの方が癌だと聞くとショックも大きく、心配は膨大になるのに、私自身が癌宣告されてもちっとも驚かないんです。「へぇ〜そうなの?」って。やっぱり私は魯鈍なのか。


いろんな思いがありながらも、自分で言うのも何ですが、冷静に、のんびりと、ただ黙々と、自分で決められる時を待ちました。


三つ目の病院で落ち着き、幸運と言えるのか、新たにもう一箇所、ちゃんと見つけてもらったりで、検査は続き、いまだに手術日や入院などの予定が出ない状況です。

一日で全ての検査やってくれーって思うのですが、そうもいかないようです。


私は、自分が今どうしたいか、今後のライブはどうなるの、、、。ライブのお知らせしても良いものなのか、、、?

医師や看護師さんの話から、おそらく10月中の手術・入院はないだろうと判断し、2026年内の今後のライブスケジュールをアップしました。


一つひとつのライブに思いを込めてコメントを添えています。よろしかったら見てやって下さい。


そして、私は元気です。

今とてもスッキリした気持ちで穏やかに過ごしています。人と何気ない会話をしてもよく笑ってます。


つい最近新曲もできたし(笑)。


ライブ日には物販も持ち込みますので、どうか応援してやってください。


2026年、今後のライブ日程です。

予定しているライブは、できる限り全てやり切りたいと思っております。


ただ、11/13、12/26につきましては、今後の状況を見ながら、お店や共演者の方々と相談の上、何らかの変更をお願いする可能性もございます。


その際には、改めてお知らせさせていただきます。


どうぞよろしくお願いいたします。


来年の春頃には、また活動できるように。

それを目指して、今は目の前のことに向き合っていきたいと思っています。


……………….


🔸2026.09.04(fri.)中野Sweet Rain

The DREI


小林洋子pf.comp 高橋将eb 白石美徳ds


open19:00start19:30

MC¥4,400(1drink付)学生¥3,300


ご予約・お問い合わせ

電話:03-6454-0817


ベーシストとドラマーの音を聴いているだけで、ピアノが何も弾かなくても音楽が立ち上がってくる。

そんな超クールなリズムセクション。


さて、この日はどんな旅に出よう。

………………………..



🔸2026.09.08(tue.)新宿 ピットイン


The DREI

小林洋子pf.comp 高橋将eb 白石美徳ds


open13:30 start14:00

MC¥2,200(税込・1drink付)



それぞれの空間には、それぞれの個性があり、

同じメンバーで同じ曲を演奏したとしても、ガラリと変わることがある。

それもまた、ジャズ、そして即興アンサンブルの醍醐味です。


ピットインには、現在の場所に移転する前から出演させていただいていますが、

その頃はまだ、この世に存在していなかったであろうお二人と、


時空を越えて、、、

…………………………..


🔸2026.09.26(sat.)下北沢Apollo


Tone Momentum

津上研太as 小林洋子pf


open19:00 start19:30


Tip for musicians 1000yen~

& bar charge (+1 drink) 1000yen


世田谷区北沢2-9-22EIKOビルB1


結成から6年、7年目を迎えた双頭ユニット

Tone Momentum

2025年にはalbum「PRESENT」リリースしました。

津上研太さんにはVer _GranPAのフロントもお願いしている、なくてはならないホーン奏者です。

一音鳴れば、もう逃げられませんよ。

……………………………..


🔸2026.10.01(thu.)中野Sweet Rain


横山裕Mountain Forest

横山裕cb 平山順子as.fl

小林洋子pf 吉岡大輔ds


open19:00start19:30

MC¥4,400(1drink付)学生¥3,300


ご予約・お問い合わせ

電話:03-6454-0817


横山裕さんのリーダーシップのもと、

それぞれのオリジナル曲を織り交ぜながらお届けしています。

リーダー・横山さんの、粋に練り上げられた、どこか哲学書を思わせるような興味深い曲たち。私の中では、なぜかアインシュタインの写真が浮かびます。


そしてアルトサックス・平山順子さんの曲たちは、遊び心に満ちていて、可愛らしい物語が次々と浮かび上がってくる絵本のよう。

子どもだけでなく、大人も夢中になってしまうような絵本です。


そんな二つの世界に、私はドラマー・吉岡大輔さんとともに入り込み、

静かに、そして時には荒々しく、その世界をさらに広げていく。

そんな音楽の在り方が、なんだかとても楽しいのです。


…………………………………


🔸2026.10.22(thu.)下北沢Apollo


The DREI

小林洋子pf.comp 高橋将eb 白石美徳ds


open19:00 start19:30


Tip for musicians 1000yen~

& bar charge (+1 drink) 1000yen


世田谷区北沢2-9-22EIKOビルB1


9/26もそうですが、ここ下北沢Apollo今年7月に亡くなられた美浦コウタローさんのスピリットを受け継ぎ、2年ぶりにドアが開かれた、我々にとっても感慨深い貴重なライブバー。


またApolloは歴史を刻み始めます。


………………………………………….


🔸2026.10.24(sat.)本八幡cooljojo


古和靖章gt 小林洋子pf


open13:30 start14:00

MC¥3000


千葉県市川市八幡2-16-16 B1F



波間をたゆたうような音。

かと思えば、一点の曇りもなく天空を貫くような音。

そのどちらも古和さんの音です。


その音の向こう側にいるのは、

どこへ飛んでいくのか、本人にもわからないような人(笑)。

いや、失礼。

でも、その予測不能な感性と、

ふっと笑いを誘うひょうきんな語り口もまた、


古和さんの音楽の大きな魅力です。

……………….


🔸2026.10.30(fri.)祐寺天・中目黒FJ’s


Ver _GranPA

小林洋子pf.comp津上研太as

加藤一平gt 加藤真一wb 吉岡大輔ds


open19:00 start19:30

MC予約¥3,700+drink

当日¥4,200+drink


ご予約・お問い合わせ



第二航海

今年6月に活動を開始したVer_GranPA

今回が2度目の航海です。


多忙なメンバーゆえ、

そう簡単には集まれない。


それぞれが強烈な色を持つ、骨太な男性陣。

さて、その色が混ざり合った時、

何が見えるのか。


舵取り役の私は、細腕なのにかなり手強い船を操ることになります(汗)


研ぎ澄まされた武士のような気配を纏う皆と、いざ、2度目の航海へ。


どこへ着くかは、まだ誰にも分かりません。


………………


🔸2026.11.13(fri.)横濱・馬車道


The DREI

小林洋子pf.comp 高橋将eb 白石美徳ds


open18:30 start19:00

MC予約¥3,000+drink

当日¥3,500+drink


ご予約・お問い合わせ



ここエアジンは、2018年にライブシーンへ復帰して以来、特にたくさんの機会をいただいてきた、私にとって大切な老舗ライブハウスです。


2026年最後のエアジン。

2026年最後のThe DREI。


さて、3人で世界一周でもしようか……。


………………


🔸2026.12.26(sat.)本八幡cooljojo


古和靖章gt 小林洋子pf


open13:30 start14:00

MC¥3000+drink


千葉県市川市八幡2-16-16 B1F


10/24と同じく古和さんとのDUOですが、

いつものように、といってもまだ3度目ですが生ピアノにエフェクターを使いたいと思います。


2026年最後のこのライブまで、一つひとつの音を大切に、しっかり歩いていきたいと思います。

………………….



そして来年の春には、

202011月から202511月まで活動しておりましたTEAM TUCKS

(小林洋子 pf./多田誠司 as, ss, fl./加藤真一 wb./吉岡大輔 ds.)

のラストライブを収めたアルバムもリリース予定です。


また皆さんに音楽をお届けできる日を楽しみに、今できることを、一つずつ。


そのアルバムの完成も楽しみにしながら、過ごしていきたいと思っています。









 
 
 

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