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ようやく、ソロへ

更新日:18 時間前

何故、今まで避けてきたのか、

私にははっきりとその理由が分かっていた。

ソロを2ステージ、一人で最後まで描き切る。その精神力も構築力も、自分にはないと思っていた。


そう、そんな総合的な演奏スキルもない。


クラシックではピアノソロはごく普通の形態だけれど、それは完成された音楽として楽譜が残されている。


さて、ジャズのような楽譜がないものを、私一人でどうやってステージを作っていけばいいのだろう。


というのが今までの自分自身への問いだった。


ピアニストにとって、きっと避けては通れないことなのだろう。

ソロでは演奏者の音楽的ルーツや、その人自身が剥き出しになる。

自分自身と深く向き合うための究極の表現形態なのかもしれない。


ソロピアノに少しずつ興味が湧き始めた頃、不思議なタイミングでソロライブのお話をいただいた。

人生って、こういうふうにできているのかな、とじんわり思った。



今、私はそのソロでの演奏に向けて、いろいろ思いを馳せ、頭が休まる暇がない。

まるで遠足前日の小学生だ。

……いや、小学生ほど無邪気ではないか。


今、曲をピックアップしたところ。

普段リーダーバンドでは私のオリジナル曲、メンバーとしてのバンドでは共演者のオリジナル曲、DUO編成ではお互いのオリジナル曲を持ち寄って演奏している。


そんな私でも、ソロで弾きたい曲にオリジナル曲は一曲だけ、所謂ジャズのスタンダードと言われているものは2曲だけしかない。

それと、ご本人にも許可を得て、共演者の私の大好きな曲を2曲、

後は子供の頃、若かりし頃に聴いていた、My favorite songsの中からピックアップした。


何だか嬉しくて仕方がない。

大好きな曲たちと原点回帰な気分。


以前は、「私はアンサンブルの人間だから、ソロはできない」と思っていた。


でも今は、むしろ逆だ。


ソロと向き合えなければ、本当の意味でバンドもできない。


そんな気持ちになっている。


ピックアップした曲と向き合っていて、ソロで演奏することは、バンド演奏においてもより立体的な音楽的アプローチができ、音楽を総合的に捉える力が増すような気がしている。

きっとそうだ。


思えば、私が心から惹かれてきたピアニストは、皆ソロが素晴らしかった。


2020年、前へ進むために初めてソロアルバムを録音した。


あれから6年。


心の持ちようは、あの頃とはずいぶん変わった。


今月のソロライブでは、そんな自分自身にも少し期待してみたい。


オーディエンスの皆さんと、ソロだからこそ生まれる親密でパーソナルな時間を共有できたら嬉しい。


そんな一夜になることを、今から楽しみにしている。



2026.07.25(sat.)中野Sweet Rain

Yoko Kobayashi小林洋子piano solo

open19:00 start19:30

 
 
 

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