ようやく、ソロへ
- yoko kobayashi
- 7月2日
- 読了時間: 3分
更新日:18 時間前
何故、今まで避けてきたのか、
私にははっきりとその理由が分かっていた。
ソロを2ステージ、一人で最後まで描き切る。その精神力も構築力も、自分にはないと思っていた。
そう、そんな総合的な演奏スキルもない。
クラシックではピアノソロはごく普通の形態だけれど、それは完成された音楽として楽譜が残されている。
さて、ジャズのような楽譜がないものを、私一人でどうやってステージを作っていけばいいのだろう。
というのが今までの自分自身への問いだった。
ピアニストにとって、きっと避けては通れないことなのだろう。
ソロでは演奏者の音楽的ルーツや、その人自身が剥き出しになる。
自分自身と深く向き合うための究極の表現形態なのかもしれない。
ソロピアノに少しずつ興味が湧き始めた頃、不思議なタイミングでソロライブのお話をいただいた。
人生って、こういうふうにできているのかな、とじんわり思った。
今、私はそのソロでの演奏に向けて、いろいろ思いを馳せ、頭が休まる暇がない。
まるで遠足前日の小学生だ。
……いや、小学生ほど無邪気ではないか。
今、曲をピックアップしたところ。
普段リーダーバンドでは私のオリジナル曲、メンバーとしてのバンドでは共演者のオリジナル曲、DUO編成ではお互いのオリジナル曲を持ち寄って演奏している。
そんな私でも、ソロで弾きたい曲にオリジナル曲は一曲だけ、所謂ジャズのスタンダードと言われているものは2曲だけしかない。
それと、ご本人にも許可を得て、共演者の私の大好きな曲を2曲、
後は子供の頃、若かりし頃に聴いていた、My favorite songsの中からピックアップした。
何だか嬉しくて仕方がない。
大好きな曲たちと原点回帰な気分。
以前は、「私はアンサンブルの人間だから、ソロはできない」と思っていた。
でも今は、むしろ逆だ。
ソロと向き合えなければ、本当の意味でバンドもできない。
そんな気持ちになっている。
ピックアップした曲と向き合っていて、ソロで演奏することは、バンド演奏においてもより立体的な音楽的アプローチができ、音楽を総合的に捉える力が増すような気がしている。
きっとそうだ。
思えば、私が心から惹かれてきたピアニストは、皆ソロが素晴らしかった。
2020年、前へ進むために初めてソロアルバムを録音した。
あれから6年。
心の持ちようは、あの頃とはずいぶん変わった。
今月のソロライブでは、そんな自分自身にも少し期待してみたい。
オーディエンスの皆さんと、ソロだからこそ生まれる親密でパーソナルな時間を共有できたら嬉しい。
そんな一夜になることを、今から楽しみにしている。

2026.07.25(sat.)中野Sweet Rain
Yoko Kobayashi小林洋子piano solo
open19:00 start19:30



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